ちょっとそれはどうなんだ?な話

先日は中古住宅見に行ったりしたが、そのときの業者Aの紹介してくれた土地で話が進み始めた。


土地取得の話が具体的になってきたのはかれこれもう一年以上前、去年の8月の話だ。今回のとは別のある業者Bが、現状農地になっている土地を二分割して売るというので話を進め始めた。うちは手付けを払うところまで進めたのだが、分割したもう一方で話を進めていた人の金策が破綻したそうで、両方売り先が決まらないと売らないと土地所有者が譲らず破談になった。ここまでで既に半年経過。そういう話ならもう一方の買い手を見つけて来いやとも思ったが、それだといつになるかわからないからと言う業者Bの言葉をとりあえず信用しておいた。
次に同じ業者Bから別の土地を提案された。今度は宅地だし一枚の土地なのですぐにも話は進められるから、支払った手付けをそのまま預からせてくれと言うので了解した。ただし先の土地より広いといえば広い分50万円ほど高くなるだろうとのことで、先の土地のこともあってのことなのだから50万円分くらい値引いて同じ値段にしろや!と主張したら何を考えてるのか業者B、土地所有者に値引き交渉に行った挙げ句またしても3ヶ月もろくに連絡もして来ず、たまりかねて催促しまくり期限切ったら結局ごめんなさいと来たもんだ。何とか手付けが帰ってきただけでも幸運だったと思うべきだろう。
その後さらに別の業者Cを通じて少々お高くなってもいいからこの土地を何とか買えないかと交渉してみたが結局この土地の所有者家族団のうちたったひとりの反対者の存在により交渉はうまくいかず、ここも諦めた。けど業者Cはちゃんとこまめに状況を伝えてくれたので安心感があった。っていうかこれが普通のはずだが。
そういう一年余を経過しての現状である。とはいえまだ決定に至っているわけでないので、他の業者もいろいろ話は持ちかけてきているようだ。金輪際顔も見たくないと思っている業者Bも、おれの留守中に電話を掛けてきたり訪問してきたりしているそうだ。


さて、そういう状況でようやく乗り気で話が進み始めたのだが、今度購入しようとしている土地のことについて、他の業者も色々尋ねてくる。ヨメが若干ボカして「あの辺に…」と言えばそこはさすがにプロだ、「あああそこのことか」とすぐわかるらしい。
で、同じ調子で業者Bとも話をしたところ、
「ああ、奥さんあそこですか。・・・しかし、あそこは・・・」
かれこれ40年も前の話ではあるが、当時そこに建っていた小屋に住んでいた老人が自殺か何か、「普通ではない亡くなり方をした土地だったと思うんですが・・・」とこう言ったのだそうだ。「近くの、他の所だったかも知れませんが」と付け加えて。


当然ヨメはこの件が気になる。現在話を進めている業者Aはもちろん、他の業者Cやその土地の近くに住む知人にも尋ねてみた。が、今の所そういう事件があったという話は出てこない。知人はそんなことはないと言うが、どうやら土地所有者の遠縁に当たるらしいので果たしてその話を鵜呑みにしていいのかどうか、ヨメとしてはまだそんなことが「なかった」と断定するに至っていないらしい。
おれはと言えば、上に書いたようないい加減なクソ業者Bの言うことなんぞを真に受ける方がアホらしいとすら思っているんだけどな。大体、「余所かも知れん」なんてあやふやな記憶だけで、こんなこと言っちゃっていいのか?業者としての倫理はどうなっとんだ一体。…ってなもんで、この話の真偽がいずれであったとしても、この業者Bのことはますます嫌いになった。
ヨメに対しては、業者Cがより詳しく調べてくれると言ってくれたのでそれまでなら待ってもいい、ということにしておいた。


…にしても、家を持つってのはカネだけでなく色々大変なことなんだねえ。