司馬遼太郎の『王城の護衛者』を読み終えた。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1971/10
- メディア: 文庫
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「鬼謀の人」「英雄児」は後に長編『花神』『峠』の元となったものらしく、おれがこの本を手にしたのは前者がそもそもの目当て。こうして比べてみると同じ司馬の小説中の村田蔵六が、丸っきり違う行動を取ってたりするのも面白い。玉松操が「錦の御旗」をでっち上げるのも楽しいし、武装に酔って暴走する継之助はサイコー、以蔵の野良犬っぷりは泣けてくる。
けどやっぱ「王城の護衛者」の、慶喜に翻弄されまくる容保がいいなぁ。
っつーか、筒井道隆がモックンに翻弄される図がアタマに浮かんで消えないおれはやっぱ大河オタクなんやなぁ(笑。