で追記

高知の関連会社では、PC-98DOS用に作られたある業務用ソフトが使われている。しかし既にPC-98が受注も打ち切られている今では「負の遺産」と言うしかない。
そんなわけで同業務向けの最新ソフト導入のため先月もこの関連会社に来ていたのであるが、こういうので最も大事なのはPC-98というハードでも動いている業務用ソフトでもなく、そこで作成され蓄積されたデータであることは言うまでもない。
で今月いっぱいは旧ソフトで作業しつつ新ソフトにもデータを入力する、ということになっていたのだが、既にお察しの通りそのPC-98でトラブルが発生したわけだ。「大事なのはデータ」と言いつつもそれを動かすソフトとハードがなければ手も足も出ねえ。
でまあ以前から「こんなこともあろうかと」思ってはいたので個人的に確保しておいたVALUESTARを持って走った。
辿り着いて見てみると、確かに言われていた通りDOSパーティションでブートが完了しない。CONFIG.SYSでのデバイスファイル読み込み中に停まってる。もう一個のパーティションのWin95は一応起動する。どうやらHDDがイカれかけてるぽいが、致命的ではなさそうな感じ。なのでスキャンディスクかけてみる。と、案の定なファイルでエラーが発見され無事修復できた。どうやら問題のソフトも起動でき、データも無事な様子。
とはいえこの分じゃいつ致命的な状態に陥るかお互い不安なので、持参したマシンの空きパーティションに既存マシンと同じDOS環境を作っておいた。既存マシンの環境も定期バックアップするようにしておいたのでいざというときも何とか現場で対応できるはず。