帰宅したら長女がいない

ヨメに尋ねると「(東予の)実家に行ったんやけどね〜…」と意味ありげに話し始める。
ヨメにはヨメで用があるので連れて行けないと何度言っても聞かないので「じゃあひとりで電車に乗っていけば?」と言ったらとんとん拍子で話が進んでしまったのだそうだ。
最寄のいよ富田駅まで連れて行き、切符を買い与えワンマンの普通列車に乗せたそうだ。子供を遊びに連れてきていたらしいおっさんが「一緒に行くんか思たらひとりで出かけたけんびっくりした。えらいねぇ」と盛んに褒めてくれたそうだ。
壬生川駅まで3駅。約20分てとこだろうか。お迎えに来てくれた母と無事合流し、実家に着いたそうだ。
都会と違って電車なんてそう滅多に利用することもない。長女が今まで電車に乗った回数なんて10回に満たないだろう。ただ「ひとりで電車に乗った」というだけではあるがよく頑張った。ほんとにえらい。
…と思っていたのだが。
そのままお泊まりするはずだったのに、21時頃急にイヤになったのだそうで、酒飲んだ後だったおれに代わってヨメが迎えに行き、結局長女は戻ってきた。
なんつーか、一進一退やね自立への道は。