“一旦”取り消しねぇ・・・

 楽天では、AOLやasahi.comなどのユーザーである楽天会員を対象に、キャンペーンサイトにアクセスすることで「楽天スーパーポイント」(1ポイントが1円に相当)をそれぞれ500ポイント付与する「楽天ブックスポイントプレゼント」を実施。しかし、キャンペーンサイトのURLにアクセスするだけで誰でもポイントが取得可能だったために、複数の楽天会員アカウントを取得し大量にポイントを取得していたユーザーも多くいた模様だ。楽天では、「キャンペーンの趣旨とは異なった利用が多数見られた」ことから、該当するポイントを取り消すことを決定した。
 楽天会員が同キャンペーンで獲得したポイントについては、会員ページにある「ポイント獲得・利用履歴」の欄で「楽天ブックスポイントプレゼント取り消し分」として、マイナスポイントが表示されている。なお、楽天が正規の利用であると判断したユーザーについては、別途連絡するという。

おれはこの件、こちらで知って、でもポイントゲット!とかやる元気もなかったので生暖かくその後の経緯を見つめてたんだが、まさに想像の斜め上な楽天の出方にさすがに驚いた。丸っきり詐欺行為やん。

ポイントを付与しておいて、買物させて、10日間も放置したあげく、取り消し、請求、ってどういう事よ。正規取得まで取り消したら、「不当景品類及び不当表示防止法」違反。「おとり広告」に該当する(「楽天プライズ」もインチキ。絶対に勝てないように操作されている)。この場合、公正取引委員会に訴えられたら楽天の負け。正規と不正の見分けがつかないからって、正規のポイントまで剥奪はやりすぎ。事態を把握しておきながら、10日間もポイントを取得可能にし、買物も可能な状態で放置していたことから、「詐欺」と見なす事もできる。楽天の対応が違法でないのであれば、ワンクリック詐欺、ポイント詐欺は合法、ということになる。楽天のミスから端を発しているのに、結果的に正規、不正ともに一括してポイント剥奪、現金請求。楽天ANAは会員を増やし、個人情報を入手し、あとは知りません。ポイントはなかったことにしてください。ポイント利用分は現金で支払ってください。10日間も事態を認知しておきながら放置しておいてこの処置。
メールには「正規とみなされたお客様には別途連絡」、と書いてあるのだけれど、正規取得でありシルバー会員の僕にはメールが来ていないし、ポイントはマイナスのまま。メールは来ていないし、ポイントはマイナスのまま。
正規と不正の見極めの作業が大変な事情はわかるけど、正規、不正にかかわらず全ユーザーのポイント剥奪とはむちゃくちゃな対応だ。楽天のポイント利用は、後で請求される危険が伴うので、もはや安心して使うことができなくなった。さようなら楽天。僕はシルバー会員だけど、楽天ではもう恐くて買物ができないよ。
今回の祭りは、当初は楽天が被害者に見えたのだけれど、今回の対応で一転、楽天が法令違反。公正取引委員会が動くかどうかだけど、楽天の対応如何では実刑もあり得る。ポイントが復活せず、マイナスのまま請求されたら、僕は公正取引委員会に訴える。楽天は明らかに違法行為を犯している。楽天は既に被害者ではなく、犯罪行為の実行者である。

“一旦”取り消しの後どう動くのか。まだしばらく楽しめそうだ。
こんな面白い祭に自分自身参加できなかったことが本当に残念だ。おれねずみ小僧になっておけばよかった。