まだ起きてたので

id:clock9:20060113:1137083815さんとこ見てATOK presents 第一回全国一斉!日本語テストやってみた。
77点。まーこんなもんでしょう。

どうやら間違ったとこを晒す流れのようだ

問3
「旗幟鮮明」の正しい読み方は、どれでしょう。
(1) きしせんめい
(2) きしょくせんめい
(3) きしきせんめい

(1)

「旗」は、はたの意。「幟」は、のぼりの意。「旗幟」は、「きし」と読んで、めじるしのために立てる旗じるしの意。転じて、ある物事についての態度や意見の意。「旗幟を鮮明にする」「態度を旗幟鮮明にする」などと使います。
「旗色(きしょく)鮮明」は誤りです。

これは丸っきり誤りのを憶えてた。

問5
「かつを入れる」の正しい書き方は、どれでしょう。
(1) 活を入れる。
(2) 喝を入れる。
(3) 渇を入れる。

(1)

「活を入れる」は、気絶した人の急所をついて息を吹き返らせる意で、正解はこれ。
「喝」は、禅宗で座禅のときに用いる、修行者の迷いや誤りをしかるときに出す励ましの大声。「一喝[大喝]を食わせる」「一喝を浴びせる」などと使います。
「渇」は、のどがかわく意。「渇を覚える」「渇を癒やす」などと使います。

「喝」にした。「入れる」ものじゃないんやね。

問12
二百十日」を現代かなづかいで書きました。正しいのはどっちでしょう。
(1) にひゃくとうか
(2) にひゃくとおか

(2)

「十」を「トー」と読む場合の、正しいかなづかいは「とお」。
「十」は、歴史的かなづかいでは「とを」と書きますが、現代かなづかいでは、「を」は、助詞の「を」を除き、すべて「お」と書く決まりになっています。そこで、「とお」と書くことになるのです。歴史的かなづかいで「をとこ(男)」と書いたものが、現代かなづかいでは「おとこ」となるのと同じ理由ですが、「トー」と発音する語は「とう」と書くことがおおいために、つい「とう」と書きがちです。

これはちゃんと考えればわかったかも知れないが面倒だった。

問23
手紙文で初めのあいさつに使う「拝啓」の類を頭語(とうご)、結びのあいさつにつかう「敬具」の類を結語(けつご)と言います。ところで、手紙文は、「拝啓」で始めたら、「敬具」で結ぶというように、形式的な約束ごとがあります。適切な組み合わせのものを選んでください。
頭語 ― 結語
(1) 前略 ― 敬具
(2) 冠省 ― 草々
(3) 謹啓 ― 不一

(2)

「前略」は、時候のあいさつを省略しますの意。
「草々」(ときに「不一」)で結びます。
「草々」は、簡略なさまをいう語で、「匆々」とも書きますが、「早々」と書くと誤り。
「冠省」も、時候のあいさつを省略する意ですが、「前略」よりもやや硬い表現で、「草々」と組み合わせて、(急ぎの)ビジネス文書などで使われます。「かんしょう」と読み、「かんせい」と読むと誤り。
「謹啓」は、最上級の敬語ですから、「敬具」で結ぶのが一般的。
「不一」は、意を尽くさないの意で、「草々不一」とも使います。

問24
手紙の頭語として使う「冠省」、これは何と読むでしょうか。
(1) かんしょう
(2) かんせい

(1)

「冠省」は、冒頭のあいさつを省略(しょうりゃく)する意で、正解は「かんしょう」。
「反省」「三省」「省察」など、みずからをかえりみる意の読みは、「せい」となります。

手紙の約束事には弱い。

問30
次の文のうち、正しいのはどれでしょう。漢字の意味を考えて解いてください。
(1) 有名、境を異にする。
(2) 幽明、境を異にする。
(3) 幽冥、境を異にする。

(2)

正解の読み方は、「幽明(ゆうめい)、境(さかい)を異(こと)にする」。
「幽明」は、あの世(幽界)とこの世(明界)の意で、句全体で、死に別れて冥土(めいど)に行くことを言い、「幽明、境を異にしても二人の愛は変わらない」などと使います。「幽明、相隔(あいへだ)つ」とも。
(3)の「幽冥」は、死後の世界、すなわち、冥土の意。

「幽冥」にしてしまった。これもちゃんと考えればわかったかも知れない。