強風の朝

うちの辺りは月曜が燃えるごみと硬質プラスチックごみ、木曜が同じく燃えるごみと軟質プラの収集日と決まっている。つまり今日は燃えるごみと軟質プラスチックごみの日だ。
で両方ひと袋ずつを収集場所に持っていったのだが、中身はビニル袋類がほとんどで軽い「軟質プラ」の袋が昨夜からの強風で飛ばされまくっていた。さすがに見かねて、自分のを置いた後散らばってるそれらを拾い集めた。
ひと安心して帰り始めた所にまた風が吹いた。さっきより多めに散らばった。おれの後にごみを出しに来たバアチャンが困った顔をしていた。やっぱりほっとけないので再度バアチャンと一緒にごみ袋を集めた。集めている間にも何度も風が吹き、何度も袋は散らばった。
どうにか収まった。バアチャンに「ありがとう」と言われた。バアチャン、あんた燃えるごみ一個しか出してなかったろうに・・・。
家に帰るまではどうやらごみが散らばることはなかったが、時間の問題だろう。何とか早めに収集に来てもらえんものかと市のクリーンセンターに電話してみた。オッサンが出た。

「ごみの収集のことなんですがこっちに電話させてもらったんでよかったですか?」
「どういうことでしょうか」
「風のせいでプラスチックごみの袋が飛ばされて弱ってるんですよ。早めに取りに来てもらうこととかできんですか?」
「早めにと仰られても・・・燃えるごみが先と決まっとりますしねえ。ごみ減量推進課に尋ねてもらえんですか」
「はいわかりました。そっちに電話してみます」

案の定過ぎる結果だ。ごみ減量推進課に電話してみたら誰も出やしないのがますます予想通りだ。ふん!どうせ最初からアンタなんかに期待してなかったわよ!ってなもんだ。