しばらく夕方は西の空を眺めよう

 水星は太陽系の一番内側をまわる惑星で、いつも太陽の近くにあるため、なかなか目にすることが出来ません。

 しかし、今年の6月2日には水星が東方最大離角(夕方の西空で観望の好機)となり、その前後には、夕方の西空で大変観察しやすくなります。

 また、水星の近くには金星も見えていて、内惑星である水星と金星を同時に観察することができる大変良い機会です。今回ほどの好条件で、水星と金星を夕空で見ることができるのは、2002年5月以来、5年ぶりのことです。

けど今日はあいにくの曇り空だなあ。

 望遠鏡を持っている方は、望遠鏡を使って金星をご覧になってみてください。月のように満ち欠けしている姿を見ることができると思います。今回のキャンペーン中でしたら、半月のような形を見ることができるはずです。

望遠鏡ホシス。半月形の金星見てみたす。

平沢進の「金星」

朝が来る前に 消えた星までの地図を
キミへの歌に変え 地の果ての民に預けた
舟よ急げよ 西はまだ無窮のさなか
眠りから見晴らせば宇宙はキミを夢みて

これはどっちかというと明けの明星だな。名曲。アコギメインで美しい。一度是非聴いてみて欲しい。
時空の水

モロボシ・ダンバカボン

「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それがぼくなんだよ。 」

明けの明星は東の空のはずだが…というツッコミは既に40年間続けられているのです。