孤独のグルメ*1

モノスゴク好きなマンガだ。
そもそもこの作品では原作者としてクレジットされている久住昌之さんが大好きだ。
ジジメタ*1とか豪快さん*2とか本郷さんシリーズ*3など泉昌之作品も好きだし、江口*4もちょくちょく読み返す。タモリ倶楽部の東京トワイライトゾーン*5も、ジャズライフでのおならブー太も。『脳天記』*6だって持ってますぜ。


とまあ素人にはオススメできないくらい多彩な活動をされているこの方の作品のうち、初心者にひとつ何かオススメするとしたらやはり『孤独のグルメ』だ。


主人公が毎回毎回たったひとりで見知らぬ土地で、逡巡を繰り返しながら食事する。ただそれだけのマンガだ。
泉昌之作品では「あるある」と思わせるネタで笑わせることが多いが、ここではそれが主人公井の頭五郎をぐっと身近に感じさせるために、ごく効果的に使われている。作画の谷口ジローがただただ丁寧にそれを絵にしてるのがいい。
ガタイのいい五郎が酒を飲めないというシバリもとてもいい感じだ。


おれは月に一度はこのマンガを読む。
ある意味おれにとってペースメーカーみたいな存在だ。
それほど気に入ってるのに今まで取り上げなかったこのマンガだが、sawadaspecialさんで元ネタの店探しがネタにされてるのを見て、いてもたってもいられなくなった。
http://sawadaspecial.com/mt/archives/000311.html#000311
おれも元ネタの店に行ってみたいなぁ。
赤羽の朝からやってる飲み屋と西荻窪の自然食の店が特に気になる。
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