タッチタイプの速さと仕事の効率

うちの会社では、入社後あるタイピング練習ソフトで一定以上の成績を収めなくてはならないことになっている。
これは「今どきの会社業務ではPCの利用は必須であり、これを効率よくこなすためにタイピングは重要である」という上の方針によるものだ。
ランダムに表示される一定量の文面をどんどん入力していくという課題を「1分30秒を2回連続でクリアする」ことと定められている。
ちなみにおれはコンスタントに50秒くらいでクリアするが、大学を出たばかりの新入社員の場合当然ながらかなりばらつきがあり、速い者はおれと同レベル以上、遅い者だと3分以上かかることもある。それでもほぼ全員がひと月ほどの研修期間中にクリアできるようになるのだから、研修期間中の設定目標としては悪くはないのだろう。


というか、問題なのはもともと速い連中の方。特に短大出とかの女性社員。
あくまでおれの経験上の話だが、このタイピングソフトでやたらいい成績を上げる女性社員って、たいてい注意力が散漫なくせに妙に自信過剰な人が多い。とんでもないミスをやらかしておきながら、それを自分のせいだと認めない人が多い。
これは件のタイピング練習ソフトが、ミスタイプを修正する必要がない仕様であることとも関連があるように思う。ミスってもそのまま正しい答えを続けざまに入力していけば、タイムだけは出るわけだ。テトリスで言うと、少々ミスをしても次の瞬間には次のピースに集中できてるみたいな、つーかミスって何のことってくらいもう忘れちゃってるみたいな、そんな感じ?
タイピングやテトリスならそれで良くても、仕事上のミスは訂正なりなんなりしてくれなくては当然ずっとそのまんまなんだから。困るのは尻拭いさせられる方(泣。


個人的にはタイピングなんか遅くてもいいから確実な仕事をする人の方がありがたいなぁ。ちなみに上司にはミスがちゃんと跳ね返ってくるようなソフトを使いましょうよと何度か進言したが聞き入れてもらえない。当の上司がこのソフトをヤケに気に入っちゃってるからしょうがないか。


まあそんなわけで、今日もイヤなことがありましたよ、と(笑。