こちらの社長から電話が掛かってきた。この時点でピンと来た。話を聞くまでもなく内容が予測できた。いや、SASSERの話を聞いたときから予測していたのだ。
「またのぉ・・・」
と言いにくそうに話し始めたので続きはこちらから言ってやった。それはもうジョセフ・ジョースターばりに。お前の次のセリフは・・・
「“パソコンが勝手に再起動する”んでしょ。」
「そうなんじゃ」
・・・ああやっぱり。
社長の自宅のPCにまで口出すのも何だし、そもそもアナログダイアルアップの環境でパッチ当てだのWindowsUpdateだのやってくれなんて言っても面倒になるだけだと思って放置してしまったが、案の定もっと面倒なことになってしまった。
ひとまずWin+Rで“ファイル名を指定して実行”を開いてもらい、「shutdown -a」とする。これで勝手に再起動されなくなるのはMS_BLASTのとき学んだことだ。
でもってパッチ当てるにしろStinger(http://www.nai.com/japan/security/stinger.asp)なんかで駆除してもらうにしろネットに繋いでもらわないとどうにもならない。
が何度やってもオフラインのまま。インターネットオプションで接続を調べるとダイアルアップ設定が根こそぎ見えない。登録し直そうにも「リモートアクセスサービスが起動してないからダメ」とか言われる。これもSASSERの仕業なんだろうか？
プロセスを調べ「AVSERVE2.EXE*1」を見つけたので停止させたがリモートアクセスは回復できず。お手上げ。
とりあえず勝手に再起動だけは回避できてるのでこのまま使ってもらい、後日対策用ソフトをまとめたCD-Rを作成して送付することにした。同時にADSLへの変更とルータの導入をお願いしておいた。
けどそのルータの設置って、やっぱおれがやらんといかんのだろうなぁ。広島だよ？自社の社長ならともかく関連会社の社長の、それもご自宅ってことになると仕事としては認めてもらえそうもないし。休日に橋渡ってか？さすがに交通費くらいはもらわんと割に合わんなぁ(汗。
