できれば浮かんでる所をこの目で見てみたいものだ

 遠き島より流れ寄るブイ一つ―。米国ジョンストン島のブイ1基が、4500キロを越えこのほど北宇和郡津島町沖まで漂流、宇和島海上保安部に回収された。同保安部は「アメリカからの漂流物は初めて」と驚いている。
 ブイは高さ7.9メートル、幅2.4メートル、重さ5.5トン。鉄製で赤く塗装され、先端に太陽電池で点灯するライトが付けられている。12日、南宇和郡西海町高茂崎の西約10キロで漁船が発見。同保安部が津島町沖で回収し、同町大浜に陸揚げした。
 同保安部が調べたところ、太陽電池のラベルに「合衆国沿岸警備隊」の文字を発見。問い合わせた結果、標体番号などから昨年9月にジョンストン島から流失したブイと確認された。固定する重りとブイをつなぐ鎖が切れて流されたらしい。
 同島はハワイ・オアフ島の南西1800キロ、太平洋の中央に浮かぶ小島。

こんなデカくて重いモンが、4000km(つかまっすぐ来たわけないからその何倍とかだよな)も波間を漂いつつ一年掛けて流れ着くか。想像しただけで楽しくなるくらい雄大な話だ。