この本読んでみようかな

 納教授はビール好きで毎晩飲酒を重ね、一晩で最高9リットル飲むなどの生活を続けた。01年8月に痛風の発作で右足の激痛に襲われ、初めて患者の苦しみを味わった。

 ビールは「痛風の敵」とされてきた。アルコール自体に尿酸の発生を促す働きがあるうえ、100グラム中のプリン体含有量が5.11ミリグラムあり、日本酒(1.22ミリグラム)やウイスキー(0.13ミリグラム)に比べ群を抜いている。

 「ビールをやめないと駄目なのか」。悩んだ末、自分の体で調べようと決意。暴飲や禁酒を繰り返し、約2年間かけて血液や尿を検査。その結果、納教授の場合、1日750ミリリットルまでならむしろ痛風に悪いストレスを緩和し、尿酸値も下がった。350ミリリットル缶で2本、瓶なら大瓶(633ミリリットル)1本が目安だ。

 納教授は「ビールはむしろ善玉」と強調。「ビールのプリン体は、白米(100グラム中25.9ミリグラム)、ホウレンソウ(同54.5ミリグラム)、納豆(同113.9ミリグラム)などと比べても少ない。アルコール類の中では多いが、ビールは水分も多く、合併症の尿路結石の予防にもなる」と話す。

個人差もあるだろうから鵜呑みにしちゃいかんと思うけど、350×2缶てのをとりあえずの目安にしてみよう。