確かに今回の選挙は自民圧勝だったわけだが

それは「郵政民営化」が争点であるとして、解散から選挙までの流れを作りきった、コイズミ前内閣の作戦勝ちというか戦略勝ちというか。
しかし正直投票する側としては、「参議院で法案が通らなかったから解散して争点としてブチ挙げて衆議院総選挙」なんてやり方は、その内容はともかく「今回だけやぞ」て思ってるんじゃないか?「郵政民営化」自体には賛成だとしても、そんな駄々っ子みたいなやり方で今後4年間も好き放題されたんじゃたまったもんじゃない。トランプの「大富豪」で言えば、大富豪が「革命」起こしたみたいなもんだ。「転落」なしルールで。
負けた野党側もいろいろ思う所あろうけど、少なくとも今回はそんな駄々っ子みたいなやり口が、「禁じ手」がまかり通ってしまったのだ。とりあえず、まずはこういう禁じ手が二度と使われないように手を打っておいて欲しい。「民意」として正当化されてしまった「郵政民営化」に対して今後形だけの抵抗をするくらいなら、持てる力をすべて使ってでも次の一手を確実に打って欲しい。
与党がばら撒くエサに片っ端から釣られるばかりが野党の役割ではないだろう?とにかくもうちょっとコシの座った野党、禿しくきぼんぬ。