何か腑に落ちない

11月にid:saitonさんに数百MBのファイルを転送する必要があって、どうしたものかと考えた結果、双方間違いなくインストールしているSkypeのファイル転送機能を使おうということになった。確か800MBで6時間くらいかかったろうか。ボトルネックはもちろん当方の回線側(YBB ADSL12MB)であったことはまず間違いあるまい。
その後いろいろトラブルもあって(笑)id:saitonさんがこの件についてエントリを書かれた所「Skypeってファイルの転送速度が遅い気がします。ファイル転送するならメッセンジャー(MSN、Yahoo!なり)を使った方が格段と早いです。」なんてコメントもつけられてて、こんなデカイファイルを送るなんてことを次にいつやるかはわからんが、そのときは別の手段を検討しようと固く心に誓ったりしたのであった。


で、今日はてブ人気エントリーを見てたらこんな実験記事があった。

 大容量のファイルをほかの人に転送したい場合、いくつか方法がある。ファイルを分割してメールに添付して送信する方法や、オンラインストレージを利用する方法が思い浮かぶ。その中で、最も手軽なのはインスタントメッセンジャー(IM)を利用することだ。Windows Live MessengerYahoo!メッセンジャーSkypeの3つを比較してみた。

 IMが手軽なのは、難しいことを考えずにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、直接相手に送信できることだ。サンプルとして1Gバイトのファイルを用意し、これを転送してみた。実験環境は以下の通り。

実験環境ネットワーク 送信者 受信者
ITmedia社内LAN Thinkpad X41
Windows XP SP2
メモリ:1536Mバイト
Thinkpad X41
Windows XP SP2
メモリ:512Mバイト

 いきなり脱落してしまったのは、転送容量に最大100Mバイトの制限があるYahoo!メッセンジャーだ。Windows Live MessengerSkypeの対決になったわけだが、あっさりと決着が付いてしまった。勝負にならないほどSkypeの転送速度が速かったのである。

 Skypeが総じて毎秒3000Kバイト(bpsに変換すると27Mbps)以上で転送し、7〜8分程度で1Gバイトの転送を終了したのに対して、Windows Live Messengerでは3〜5Mbps程度。時間にして1時間ほどかかってしまった。

「勝負にならないほどSkypeの転送速度が速かった」という記述を見て、「あれ?あのときの選択はあながち間違いではなかったのかな」と一瞬思った。
が、よく見ればこの実験はLAN内で行われているのである。それぞれの詳しい転送手順は知らんけど、例えばMessengerはLAN内のみのファイル転送であってもインターネット上のサーバとも何らかのやり取りをしている可能性もあるんじゃないだろうか。それだったらこの実験においては歴然とした差が出ても不思議はない。少なくとも「今回は社内LANの中での実験だったが、外部スタッフとのファイル転送などにも効果を発揮するはずだ。」と結論付けるには、この実験だけでは不十分な気がするんだが。