究極の(?)イカれたカスタマイズ

最初にお断りしておくが、今回のイカれたカスタマイズは「失敗」である。
一体何をやらかそうとしたかというと、「Operaをシェルに使えないか?」ということだ。


簡単に説明しておこう。
Windowsは、OSの起動と同時にExplorerも立ち上がる、という話を聞いたことがあるだろうか。
ここでいうExplorerの役割が“シェル”である。
OSのコアの部分(カーネル)とユーザのキーやマウス操作との間を受け持つのがシェルの役割である。
しかし、Windows標準のシェルであるExplorerは、ユーザの利便性の為という名目のもとインターネットエクスプローラ(IE)と統合され、他の様々な機能を持たされている為、それらの機能を必要としない者にとっては“お荷物”的に感じる部分があることも否めない。
そうした要求から、最小限必要な機能のみを搭載した“代替シェル”と呼ばれるソフトウェアが存在する。LitestepGeoShell、bb4wなどが有名かな?


さて、シェルに求められる機能とはすなわち、

  1. ユーザの操作を一定の法則に従って処理できること。
  2. 他のプログラムを起動できること。
  3. Explorerなどの他のプログラムに依存せず直接カーネルとやり取りできること。

こんな所なのではないだろうか。
我らがOpera7はと言えば、上の2つの機能は当然備えている。
あとは3番目だけが不明だが、これを確認するには実際にやってみるのが一番だな。
ってなことを2ヶ月くらい前からぼんやり考えていたのだ。


試したのはWin95環境。C:\Windows\system.iniをエディタで開いて書き換える。

;shell=explorer.exe
shell=D:\Program Files\Opera7\opera.exe

で再起動。で結果はエラー吐いて玉砕、と。はいおわりおわり。
DOSモードで起動し直してsystem.iniを元に戻して終了。わずか5分の美しくもはかない夢ですた。