年越しそばを打ったというか延ばして切った

おせち料理作るとこ見せて欲しい」とヨメが言うので夕方また実家へ。夫婦ふたりだけで親戚づきあいもあまりないヨメ実家はおせちなんか作らないのだそうだ。
実家に着くとこれまた恒例のそば打ちのための生地が練られた状態。「あんたちょうどええとこに来たねえ」ナニ?おれにこれを延ばして切れ、と。
だんご状態の生地はかなりでかい。これは大変そうだが、まあいっちょやってやっか。


特別な道具を持っているわけではない。大きめのまな板と麺棒、ごく普通の包丁があるだけだ。
だんごを適当に4等分程度にして延ばしてみる。この板でもまだ狭いなあ。さらに半分に切る。そば粉を振って打ち粉にする。適当にたたんで切ってみる。できるだけ細く。
この作業を何十回繰り返したことか。結局2時間近く休みなしの作業になった。
とりあえずわかったことは、打ち粉はたっぷりと使いけちってはいけない、ということ。


さておれが必死で作ったそばは、茹でられた後かけそばとなって夕食に出された。
長さはぶつ切れ、太さはまちまち、所々くっついてだんごになっていたりするシロモノだが味はなかなかイケた。
「うまいね。苦労して作ったけんね」とおれ。「ワタシがしっかりこねたけんやろ」と母。「粉ふるうて混ぜたのはワタシ」と祖母。「オマエらこの蕎麦を畑で作ったん誰や思とんぞ」と父。長女が呆れたように笑っていた。
来年はパスタマシン持ってきてやろう。