馬鹿どもにマジコンを与えるな!

6月頃だったか、妹宅に行ったとき妹からこんな相談をされたことがあった。
「うちの長男(小2)が友達の家遊びに行ったらなんかDSのゲームがいっぱい詰め合わせみたいに入っとるのがあったんやって。そこのお父さんが買ってきたかどうかしたらしくて。それでこの頃それが欲しい言うて聞かんのよ。兄ちゃん、そんなんあるん知っとる?」
まーそりゃ知ってる。マジコンだ。
けどさすがになあ、親が自分の責任でそっちに手を出すだけならまだともかく、子どもにそんなの与えて欲しくないなあ。っていうかその友達の親ってのは何考えてんだろう。バカなの?


さて、ここで知らぬふりをするのは簡単だがそれだといずれ妹がその存在を知ったとき、今おれが考えてるような問題を理解せずに、その友達の親と同じことをしてしまうかも知れないってのもヤな話だ。かといって甥っ子がその子に「や〜い!オマエんちのオヤジ、はんざいしゃー」とか暴言吐いちゃうことになるような言い方も避けねばなるまい。まあそんなトトロのカン太みたいなことはせんと思うが。
まあとにかく考えあぐねた挙げ句、
「あのな、おいちゃんそれがどういうもんかは知っとるよ。けどそれを買ってあげたり教えてあげたりはできん。我慢しとけ」
とだけはっきりと言って、駄々を捏ねる甥っ子の奇声を背に逃げるように帰った。
それでもとりあえず妹はおれが言った内容から、それがどういう類のものなのか理解できたようで、このおれの対応を責めるようなことはしなかったし、一応その後ネットで検索とかしてそれがどうすれば手に入るかも理解はしたが甥っ子に買い与えたりすることはなかった。まあこれ以上ゲームばかりにのめり込まれては困るというのが本音だったこともあるだろうが。


さてその後も近所に住む同僚から、奥さんがマジコンでゲームやるのにハマってるとか聞くことはあった。「子どもにはさすがにそんなんやらせれんわ」と言うので特に非難したりせず黙って聞いていたが、「何なのコレ?今治近辺で今マジコン大流行中?」とか感じたりしていた。


で、忙しかったからかチェックできてなかったけどこんな記事が出てたことを今日知った。

 携帯型ゲーム機ニンテンドーDS」のゲームソフトなどのコピーデータを無断販売したとして、今治署と県警生活環境課は1日、今治市土橋町1の学習塾経営、大石純容疑者(57)を著作権法違反(譲渡権侵害)容疑で逮捕した。同署によると、同様の容疑事件は京都府警が先月、大阪府寝屋川市内の男ら3人を逮捕したが、四国では初めて。大石容疑者は昨年5月ごろからインターネットオークションを通じて販売し、今までの調べで判明している限りでは落札者は全国20都道府県の約100人、落札金額は計約100万円に上るという。


 調べでは、大石容疑者は今年10月3日、ゲームソフト会社任天堂」が著作権を持つゲームソフト「スーパーマリオワールド」や「ポケットモンスタープラチナ」を著作権者の許諾を得ずに複製されたものと知りながら、松山市内の男性(22)に8500円で販売し、任天堂著作権を侵害した疑い。


 大石容疑者はゲームソフトのコピーデータが入った「マイクロSDカード」、複製品をニンテンドーDSで使えるようにする機械「マジックコンピューター」をセットにして売っていたという。県警生活環境課サイバー犯罪対策室が今年9月末、サイバーパトロールで今回のインターネットオークションを発見した。

http://mainichi.jp/area/ehime/news/20081202ddlk38040540000c.html

ここではネットオークションで販売したことしか書かれてないけど、こんなのが近くにいたんじゃそりゃ流行もするわな、とようやく腑に落ちた。
しかし、57歳の塾経営者ねえ。ろくな塾じゃねーな。バカだ絶対。

 愛媛県警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡。逮捕につながった。ACCSによると、ニンテンドーDS用の海賊版ゲームソフトと「マジコン」のセット販売で逮捕された事件は今回で3件目。男性から「マジコン」を購入したオークション利用者からは、「子供が喜んで遊んでいます」など多くの「評価」が付けられていたという。

DS用海賊版ソフトとマジコンをセット販売、男性を逮捕

「子供が喜んで遊んでいます」だって、こいつもほんとバカ。
こんなバカばっかいるから「違法コンテンツのダウンロードも罪に問うことにする」とか言い出すバカも出てくるんだっつーの。


さて、エミュでスペースファイヤーバードでもやるか。いや、スペースフィーバーの方がいいか?